先週の土曜日にレンタルしたままだったDVDを2枚、続けて見ました。
ジャケット
まず、【ジャケット】。
あらすじとかは、いつも通り、リンクを貼ってあるアマゾンのサイトでご覧ください。
おもしろかった。
冒頭から中盤まで、くら~く陰鬱な感じだったのが、ラストに救いがあってよかったです。
ラストシーンで涙が出ました。(年とってきたせいか、最近、涙もろい)
やっぱり、私は、最後になんだかほっとできたり、幸せになれる話のほうがいいな。
ダニエルはもう、今度から『でにろうさん※1』でなく、『だにえるさん』と呼ばねばならないくらいのカメレオンっぷり。いや、もう慣れましたけどね(苦笑)。
髪は黒く染めてるし(もしかしてシルヴィアを撮ったのと同時期?)、どっからどう見ても、ちょっと気色悪い、気のいいオジサンになりきってるのが、さすが『だにえるさん』でした。
【注:※1……でにろうさんとはロバート・デニーロのこと。アンタッチャブルで頭髪抜いてつるっぱげにして、デブデブのダブダブの体を作って、見事にアルカポネになりきった彼を見て、そこまでやるスゴイ俳優は心の中で『でにろうさん』と呼ぶ私。同じく、森繁久弥も吉田茂やったときスゴかったので、『森繁』も私の中では同義語。でにろうさんは主に外国人、森繁は主に日本人に使います。しかし、今日からはもう、『でにろうさん』返上、『だにえるさん』で参ります】
ダニエルが出てるときは、重苦しい映画の雰囲気が、そのキャラのおかげでちょっと和むので、そういう意味で絶妙な配置です。
ただ、ちょっと、「アレ?」って思ったのが、ヒロインのキーラ・ナイトレイ。
演技がどうこうじゃなくて、お風呂に入ってるシーンで、思ったより胸が小さいな、と。(ソコかい)
【パイレーツ・オブ・カリビアン】で、ローブ・デコルテを着てるときは、すっごく胸があるように見えたんですが。
コルセットの効果を思い知ったです。やっぱ、寄せて上げて、だわ。
ただ、この映画に関しても、パッケージがいかがなもんかと。
この絵柄で『拘束されたい(しばられたい)』のコピーじゃあ、どう見ても、ホラーかSMぽい話なのか?としか思えない。んじゃ、どうしろっちゅーのか、と問われても困りますが。
う~ん、こんなふうに宣伝打つしかないのかなあ。でないと客が来ないのかなあ。イヤな世の中だわん。
で、【ジャケット】を最後まで見てて、何が驚いたかって、エンドロールに流れてた曲『We Have All The Time In The World 愛はすべてを超えて』ですよ。なんか聴いたことあるなあと思ったら、コレは、【女王陛下の007】のエンドテーマで、ルイ・アームストロングが歌ってた曲じゃないですか。
007つながり……?(笑)
永遠のアフリカ
で、次に見たのが、【永遠のアフリカ】。
これも、いつも通り、あらすじとかはリンクを貼ったアマゾンのサイトで見てください。
この映画に関しては、「何でこんな映画作ったの?」というのが正直な感想。
ロケ地のベニスとアフリカが美しい。そんだけ。
ダニエルも出てますが、つか、出てなければそもそも借りてないですが。
別にこの役、ダニエルでなくてもいいじゃん、な感じ。
キム・ベイシンガーは好きな女優なだけに、こんな映画に出て惜しいな、と。
やはり、実話に即した話というのは、このへんがネックなんですよねえ。
あまりに荒唐無稽な話だと「アホか」と思うけれども。
実話ですから、と盛り上がらない話で最後まで押し切られても、見てるこっちは愉しくない。
このへんの絶妙な匙加減がうまくいくと、いい作品になるんだなー。
そういう意味でも、カジノは「全てがピッタリうまくいった」というところでしょうか。アレはもう、原作自体が穴のある話なので、観客にソレを気取られないように、気合で最後まで一気に行ったのが成功のヒミツか?
そもそも、007の原作で破綻のない話、荒唐無稽でない話、ご都合主義でない話は存在しないですし。今更、原作をどうこう言っても仕方ないです。そんな些細なことよりも、あのキャラクターを生み出したことが素晴らしいんであって。
いや、マジ、あれは、文学ではなくて、娯楽小説、読み物として受け取らないと、ウガーっと暴れたくなりますよ(笑)。ハレクイや江戸川乱歩や横溝正史と同じです。『嘘を愉しむ』読み物なのです。開き直ってエンターテインメントしてるところが、フレミングの潔くて素晴らしいところではないかと。「ああ、おもしろかった」と、現実に戻って笑い飛ばせるような話でないと、エンタじゃないのねん。
フレミング自体、「自分は作家じゃなくて、物書きだ」って言ってたらしいので、ストーリーやトリックの破綻とかは、確信犯で、わかっててやってるようなところがありますね。こっちも「ありえねー。…でも、007だしなあ」と笑って、愉しんでやらないと(笑)。
今回はもう、ボンド役がダニエルだったのが、観客がグイグイ映画の中に引き込まれた最大の勝因でしょう。あと、脇の役者もよかった。
ボンドが「いい女だなあ」って顔して見てるときに、相手がほんとに美人でいい女だったのが、全く結構なことでした。ソランジェとヴェスパーが、「え?そんなとろけるような顔するほどいい女?」って観客がツッコみたくなるような女優だったら、絶対に、今回の映画はこんなに当たってないです。
ダニエルの過去作を見るにつけ、女優がもう少し美人だったら、ダニエルが一目惚れするシーンが納得がいくのになあ、という例がたくさんあったので。(レイヤー…とか、氷の家とか、イマイチ納得できなかったのは相手役の女優が眼の覚めるような、誰もが納得するような美人じゃなかったせいかと。特にレイヤーのシエナは、安っぽすぎ。「え?こんな女が好み?シュミ悪……(ーー;)」としか思えなかった)
ボンド映画は常に最高の水準のモノを、というのがコンセプトらしいですが。ある意味、こればっかりは正しいです。今回、何がよかったって、役者がサイコーだった。
閑話休題。今は【永遠のアフリカ】の話でした。
愛と哀しみの果て
同じアフリカで、同じような農園経営の女の人を描いた話なら、ダンゼン、メリル・ストリープの【愛と哀しみの果て】(昔から思ってましたが、このタイトルどうにかならんか)のほうがよろしいです。
やっぱ、相手の男がロバート・レッドフォードだもんねえ。
もう、メリル・ストリープがロバートに髪を洗ってもらうシーンだけで、私は何もかも赦しますよ(笑)。
ただ、どちらの作品でも、やっぱり、思わず惹き込まれたのが、ダニエルのあの青い瞳です。
髪が黒いとなおさら、あの瞳の色が際立つので、ヤバイということがわかりました。
【ジャケット】のオジサンにですら、ちょっとよろめきかけた自分が怖い(笑)。
私の秘密兵器=青い瞳。
プロフィールに書き加えたほうがよろしいですよ、ダニエルさん(笑)。
【ジャケット】と【永遠のアフリカ】の私的ツボ
・ダニエルの青い瞳。コレに尽きます。