昨夜、アマゾンから届いてから積んどかれた『シルヴィア』のDVDを観ました。
あらすじとかは、いつもどおり、画像にリンクを貼ったアマゾンのサイトで見てください。
つか、kikiさんちのblog【kiki的徒然草】の1月2日の記事の詳しい解説がすばらしいので、アマゾンよりも、そちらを是非、読んでください。
kikiさんも書いてますが、ほんと、芸術家同士の恋愛はむずかしいのねえ、と。
DVDのパッケージの裏の解説を読んで、私も最初はkikiさんの書かれてるのと同じく、高村光太郎と智恵子みたいだなあと思ってたんですが、二人が恋に落ちる場面で、与謝野鉄幹・晶子みたいだと思いました。特に、結婚してからのテッド・ヒューズが、弟子(?)に手を出すところとか、妻と自分の共通の知人と関係を持ってしまうところとか、鉄幹そっくりだなー、と。シルヴィアは与謝野晶子みたく図太く生きられなかったのがお気の毒です。
二人の恋愛は、シルヴィアがテッドの書いた作品(詩)を見て、それから本人を訪ねて行くことで始まるんですが、晶子が雑誌に載ってた鉄幹の歌にまず惚れて、押しかけ女房に行っちゃったのと相通じるものがあります。
その人の姿かたちを知る以前に、その魂に惚れちゃったんですね。
シルヴィア、この時点で、既にもう負けてます。
「あなたに会って魅かれていったときから、わたくしはわたくしに負けていたのです。より多く愛した者が負けなのです。きっといつか、あなたもおわかりになる」
これは、大和和紀さんのマンガ、【あさきゆめみし(源氏物語)3巻】で、六条の御息所が光源氏と別れるときに言うセリフなのですが。
まさに、より多く愛しすぎたシルヴィアの人生は、六条の御息所と同じような運命をたどることになるのです。1000年もの昔から変わらない、男と女の愛のかたちのひとつ、といえばそうなんでしょうが。すげ~切ないよ。・゜・(ノД’)・゜・。
私は元来、何を見ても何を読んでも、主人公には思い入れない脇役スキーな人なんですが、このシルヴィアには、ちょっとキました。
「神様が私を通じて詩を表現しているような感じなの」
のセリフに、自分と通じるものを見たせいかもしれません。
自分もパロ小説とか書いてる人間なので、正に「神が来る」というのがどういうことか、わかるからです。(同人活動やってる人は、多分みんな「神が来る」と言うはず/笑)
いや、ほんと。神が降りると、超人的なスピードでバリバリ書けるんですよ。私は過去、48時間飲まず食わず眠らずのぶっ通しで200枚書いたことがあります。ある程度の日にちが過ぎて、自分の書いたものを見直して、「誰が書いたんだろう、コレ」みたいな状態のときもありますし。ちょっとしたトランス状態に陥ってるんでしょうね。
で、そういう、だんだん「壊れていく」シルヴィアを主演のグウィネス・パルトロウが、正に「本物」の状態で演じてました。精神的に追い詰められていくほどに、はかなげで幼げであどけない容姿になっていくシルヴィアが、光太郎の【あなたはだんだんきれいになる】の智恵子のようでした。恐ろしいものを見た、と背筋に冷たいものが走りました。
こんなふうになるまで自分が追い詰めたのかと思ったら、そりゃあ、ダンナは一緒に暮らせないですよ。実際、光太郎も、智恵子が狂ってからは、療養所にはそんなに足繁くは通ってないらしいです。愛すればこそ、自分のせいでそんなふうになってしまった彼女を見ていられないという気持ち……。
だからといって、光太郎はほかに女を作ったりしなかった(いや、女はいたかもしれないけど。彼には詩だけでなく、彫刻というもうひとつの表現方法があったから)けれど、テッドは手近にある安らぎを求めた、ということでしょうか。
相手の女は多分、誰でもよかったんですよ。シルヴィアだけがテッドにとっての本当の意味での女で、それ以外の女は、誰であろうが意味がない。意味がないから、わけなく抱けるんです。
ラストシーンで、テッド(ダニエル)が、シルヴィアの遺作に口づける(遺体に口づける画像とシンクロする)シーンがありますが、あそこで私は、六条の御息所との別れの場面で、光源氏が口にしたセリフ、
「あなたのように強く、深く、私を愛してくれた女(ひと)はいない」
を、思い出しました。
この瞬間、テッドも「より多く愛して負けた者」になったのです。彼の魂は、その死によってシルヴィアが奪っていってしまいました。永遠に……。
恋をすると、俗に「魂が奪われる」といいます。正に、この映画はそれを顕しています。
小説家を見つけたら
ちなみに、もしもコレが、男と女でなかったら? 絶対に恋愛関係に発展するはずのない状況の二人だったら、きっとこんなに素敵な感じになるんでは? という、私の大好きなDVDを1本、オススメです。
初代007ジェームズ・ボンド、ショーン・コネリー製作・主演の【小説家を見つけたら】。
多分、ご覧になった方も多いはず。
この人はもう、ハゲてジジイになって、ますますカッチョいいという、スゴイ人ですが、こういう映画を製作しちゃうという、その心意気がまたナイスでございます。
ダニエルも、この人みたいに美しく年を重ねていって欲しいですねえ。今はやんちゃやってていいから(笑)。
……て、めずらしく作品の内容にのめってしまって、いつものテンション「今回のDVD・ダニエルのここが萌え」なことが全く書けてませんよ。
話の内容はすっとばして(オイ)、この作品でのダニエルの私的萌えポイント、行きま~す。
まず、このシルヴィア、DVDのパッケージに偽りアリです。全く清らかでプラトニックな恋愛しかしたことのないお嬢様みたいな顔していながら、実は「私、脱いだらスゴイんです(古!)」みたいな内容です。
私が、過去に見たダニエル出演の映画やDVDで、いちばんの脱ぎっぷり、あーんど、濡れ場っぷりでした。濡れ場(イタシテいる)だけで3回あります。脱いでる回数は、余りに多くて数えられません。多分、片手は超えてますね。
←ランニングのおっさん姿までオフィシャルサイトのスチールでご披露なさってるダニエルさん
黒い水着で泳いでるシーンもあります。
しかも、グウィネスの両足がしっかり腰に巻きついてる姿です。
007カジノ・ロワイヤルで、予告編のみに使われて、実際の映画ではカットされてたヴェスパーとの海中のシーンを、モロに海面まで浮かべたような感じです。
なんちゅーか、余りにも露出が多すぎて、観進めていくうちに、なんか、それが当たり前みたいになってきて、ダニエルのハダカにエロを感じなくなってしまいました。ラスト近くの、ソファでの激しいえっちシーンも、「当然よね。( ̄ー ̄)ふっ」みたいな(笑)。
やはり、私は、チラリズムにエロさを感じる体質のようです。そういう意味でも、カジノの見せ加減、隠し加減は絶妙。もうちょっと見せて~、なところでさっさと場面転換なさる監督、ジラし上手でした。
で、何がイチバン萌えたかとゆーと。
ダニエルが、生まれたばかりの赤ん坊を抱いて、「ごらん。これが世界だ」て言うところ。
あの顔が、たまりませんー。
んで、今回も、冒頭でダンスシーンがあって、それがまた……(//▽//)。
ただ、このときにシルヴィアと踊ってたのはジャイブなので、是非、次の機会があれば、ダニエルにワルツを踊ってほしいでございますよ。常にくるくる回る2拍子のウィンナワルツじゃなくて、3拍子の左回りのワルツをプリーズ!
ターンのときに体を追って回るテイルコートや、シャッセ(スキップみたいなステップ)のときの足裁きと、そのときに弾むテイルコートの先……。あのビシッと筋の通った背筋と、大きな手にはめたシルクの手袋……。
ああ、考えただけで、うっとりざんすよ~( ̄¬ ̄*)。
バーバラさん、おねがい~。ブリオーニに、ボンドのテイルコート作ってもらって~。ウィーン・フィルと楽友協会ホールにかけあって~。マジ、頼んます!
で、今回の特典映像を見て、ちょっと、私の心に小さな疑惑が持ち上がったんですが。
つか、これは妹が、DVDのパッケージを一瞥して、「ねえ、このダニエル、ヅラ?(ーー;)」と、正に、そのものズバリを言ってしまったんですが。
……この映画のときの、ダニエルの黒髪、もしかしなくてもヅラですか?
というのも、特典映像のインタビューで、主演のグウィネスはシルヴィアの衣装のまま、メイクのままなのに、ダニエル、ほとんどお坊様のような、すっきりした坊主頭だったんですが?
「Σ(゜ロ゜;……」
いやもう、その姿に、ショックでケタケタ笑い出してしまいまして、昨日の夜は、この記事の書き込みができなかったのですよ。もう、映画の内容とか、観てる間に考えてたこととか、全てがキレイさっぱり、この【ヅラ疑惑】で吹き飛ばされてしまいました。
そういえば、ケンブリッジで棹差してボートを操ってるときのダニエル、生え際がものすごく後退してるよね。これって、ヅラだから?
それか、このときはもう別の作品の撮影に入ってて(もしそうなら何の作品だ?)、役作りしてたんでしょうか。
もちろん、リアルなダニエルがヅラだとは思ってませんが、このとき、何かの事情(前の作品で短髪にしてて髪が伸びてなかったとか)で、カツラをつけねばならなかったとか、そういう事情だったのかなーとも思うのですが。
だれか、知ってる人、教えてくださいー。
【シルヴィア】の私的ツボ
・冒頭のダンスシーン
・黒い水着の後姿(背中がイイ!)
・生まれたばかりの赤ん坊を抱くダニエル