ごはん食べるかい?

ココロとカラダにおいしい食べ物を日々探求中。管理人の趣味のおもむくまま活動しております。

それでも毎日。

人員整理された上、減るはずだった仕事がむしろ増えてたりするもので、毎日疲れてふらふらです。
今週は遅番なので、夕方4時半から深夜1時15分までの勤務で、寝るのは大体、朝の5時か6時過ぎで、正午には起きて犬の散歩に出て、ごはんを食べてお弁当作って3時半には出勤しなければならんのですが、なかなか起きられませんだよ。だるだる~(x_x)

んが、それでも毎日、観ています【Some Voices】。

全部を通しでは無理ですが、ちょこっとずつ30分とか。
それすらも無理なときは、小麦(ライ麦?)畑で、戯れるRayとLauraのシーンだけとか。

夏休みのラジオ体操なら、もうとっくに鉛筆とノートをもらえてるくらいの皆勤ぶり(笑)。


そういえば、スコットランド民謡の『COMIN' THROUGH THE RYE』(邦題:ライ麦の畑で、ライ麦畑を通り抜け)、日本では童謡の『故郷の空』、またはドリフターズの「♪~だれかさんとだれかさんが麦畑、ちゅっちゅ、ちゅっちゅしている、い’じゃないか~♪(故郷の空よりも、むしろこっちのほうが原曲の歌詞に近いですね)」の『麦畑』ですが。

ダニエル演じるRayが、通常の「レイ」でなく、スコットランド訛りでは「ライ」と発音されるので、実は【Some Voices】をはじめてみたときから、この麦畑のシーンでは、スコットランド民謡の『COMIN' THROUGH THE RYE』が頭の中をぐーるぐるでした。

15年位前に読んだ同人誌のマンガに出てきた、この『COMIN' THROUGH THE RYE』(邦題:ライ麦の畑で、ライ麦畑を通り抜け)の歌を探しまくって、3種類のCDを買ったことがありまして、たった今、CD棚を探したら、出てきました。当時はアマゾンなんてないので、CDショップを何軒もはしごしましたっけ。今はぽちっとな、でいつでも買えて、便利な世の中ですのう。

キリ・テ・カナワとザ・スコラーズとNHK東京放送児童合唱団(故郷の空)。どれもそれぞれ味わい深いです。


で、「どうしてこんなに何遍も見たくなるのかなあ」と仕事しながら、考えて。
「なんで、RayとLauraが麦畑で戯れるシーンと、初えっちのあとの砂浜での抱擁シーンを見て涙が出たのかなあ」と考えて。
「どうして兄ピートの嫁に行きたいのかなあ」と考えて。
(たかのさん、自分の萌え理由を探るのが好き。仕事中にこんなことばっか考えてます)

Rayが、今はもう戻れない青春の象徴で。
兄Peteは、それでも毎日が続いてゆくんだよ、と受け入れて生きていかないといけないオトナの象徴だから。

なんではないかなあ、と。おぼろに感じました。

この対比がいちばんよく現れてるのが、Peteに「やってみろ」と言われて、いやいやながらオーダーのピザを作るRayが、ほんの悪戯心で、自分が飲まなきゃならない薬をすり潰してソースと具の間に混ぜて、兄があとでそれを見つけて、ものすごく怒る、という場面です。
私はもう、このシーンに関しては、最初から兄Peteの味方でした。人様の口に入れるものに、イタズラなど仕掛けるのは、普通の人でもやってはいけない。ましてや、兄はトラットリアのオーナーシェフです。店の信用問題に関わることだし、何より、プロの料理人として、これは絶対にゆるせないことなんですよ。
そんなに薬を飲むのがイヤなら、すり潰したあとに流しに流してしまえばすむことなのに、店の信用を落とそうという悪意を持ってやったならまだしも、当のRayは「ほんの軽い気持ちだよ。ジョークだよ」みたいなノリでやってるというのが、兄には何よりゆるせないですよねえ。
これはちゃんと仕事をしてる社会人なら、誰でも兄の気持ちがわかると思うのですが。

で、それを「軽いノリ」でやれちゃうところが、Rayがまだ本当の意味でのオトナじゃないんだなあ、甘えたなんだなあ、と。
ナリはでかくて、お姉ちゃんとえっちまでしちゃってるんですが、中味はほんとにコドモなんですよね。兄は、いつでも、なんでも、最後にはゆるしてくれると思ってるところが。

ところがギッチョン、兄は「オトナ」ですから。
やっていいことと悪いことがある。
言っていいことと悪いことがある。
このケジメが自分の中でちゃんと確立してるオトナですから。

この対比がね、なんか、胸を衝くんですよ。
オトナになった自分の中にも、コドモのRayが棲んでいて、でも、あの頃には絶対に戻れないから。
だから、私は無邪気に麦畑で遊ぶRayの姿に涙が出たんだなあ、と。
だから、この愛は永遠に続く、出会ったことが運命だ、てな感じでLauraを抱きしめてるRayの姿に涙が出たんだなあ、と。
だからこんなにも、Rayがいとおしいんだなあ、と。

兄Peteが、一時の感情で弟を叱ることがあっても、でも、最後の最後には甘い、というのも、この辺りが理由なんだろうと思いますね。


こういうのは、こんなふうに文章に書いちゃうと、全然つまんないんで。
やはり、こればっかりは、脚本家がほんとに巧いなあと思います。
ああ、本当に。
どうしてコレが日本で公開されないのだ。わからん。
ハリウッド大作という名のゴミばっか輸入せんで、もちょっといいものを持ってきてちょ~よ。


しかし、あの兄弟は、いつかちゃんとまともな家庭が築けるのか?(笑)
兄と弟で完結しちゃってますよね。
まあ、それも人生なのか。